「あごのラインにニキビがよくできる…」
「ひげ剃りのあとヒリヒリして、これってカミソリ負け?」
肌荒れやニキビ・吹き出物がよくできてしまうのは、もしかしたらカミソリ負けが原因かもしれません。
今回は、カミソリ負けが肌荒れを引き起こす理由、カミソリ負けを防ぐ方法について解説します。
- カミソリ負けをよく引き起こしている方
- あごのラインや口元にニキビや吹き出物ができやすい方
そんな方はぜひ最後まで読んでいただき、カミソリ負けや肌荒れ・ニキビ・吹き出物の悩みを解決してくださいね。
目次
肌荒れ・ニキビの原因はカミソリ負けかも
「いつもあごのラインばかりニキビができるんだよなぁ。」
あごのラインや口元にニキビや吹き出物ができやすい方は、もしかしたらひげ剃りが原因かもしれません。
というのも、ひげ剃りによってカミソリ負けを起こし、それが肌トラブルの原因になることがあるんです。
カミソリ負けとは、ひげ剃りをしたことによって肌が荒れる状態のことをいいます。カミソリの刃が肌にダメージを与え、肌の表面の皮膚バリアが不十分になってしまったり、皮膚の表面が傷ついてしまったりするわけです。
そして、そこに雑菌が入って炎症を起こし、ニキビ・吹き出物を作ってしまうというメカニズムです。
もちろん、それ以外での原因(肌の乾燥や生活習慣)による場合も多いですが、あごのラインや口元など、ひげ剃りをする箇所にニキビ・吹き出物ができることが多い方は、一度ひげ剃りについて見直してみるといいでしょう。
きちんとカミソリ負け対策をすることで、ニキビや吹き出物をなくすことができるかもしれません。
あごのラインや口元など、ひげ剃りをする箇所にニキビ・吹き出物ができやすい人は、ひげ剃りに原因があるかも。
一度ひげ剃りのやり方を見直してみましょう。
肌荒れ・ニキビの原因になるカミソリ負けの原因5つ
カミソリ負けになるとすごくヒリヒリして、かゆかったり痛かったりしてつらいですよね。顔を洗っても染みるし、赤くなってしまったり、下手すると血が出てかさぶたになってしまったり・・・。
それでは、なぜカミソリ負けが起こってしまうのでしょうか。
カミソリ負けは、ひげ剃りの際にカミソリの刃が肌の表面にダメージを与えてしまうことで起こります。
そして、具体的な原因としては次の5つが考えられます。
- 肌質が敏感肌
- 乾燥した肌でのシェービング
- 力の入れすぎ
- 長いストロークでのシェービング
- 切れ味の悪い刃でのシェービング
順番に解説していきます。
①肌質が敏感肌
肌質が敏感肌の方は、肌の表面の皮膚バリアが弱いため、外的ダメージを受けやすくなります。
ですから、カミソリをやさしく当てたとしても、普通の人以上に肌が傷つきやすく、カミソリ負けを引き起こしやすくなります。
②乾燥した肌でのシェービング
肌が乾燥している状態は、皮膚バリアが弱い状態です。
ですから、敏感肌の方と同じように、外的ダメージを受けやすくなっています。
③力の入れすぎ
ひげ剃りの際に力を入れすぎてしまうと、ヒゲを剃るだけでなく、肌の表面を傷つけてしまうことがあります。
深剃りをしようとしたり、刃の切れ味が悪かったりして、力を入れすぎてしまうケースが多いです。
ヒゲが濃い方の場合も、しっかり剃ろうとして力を入れすぎてしまうことが多いです。
④長いストロークでのシェービング
ストロークとは、1回で剃る長さのことです。
ストロークが長くなると、肌へのダメージを与えやすくなります。
⑤切れ味の悪い刃でのシェービング
カミソリ(電気シェーバー)の刃の切れ味が悪くなると、スムーズにヒゲを切断することができなくなるため、何度も同じ場所を剃ることになり、それによって肌に負担を与えやすくなります。
また、切れ味が悪いと力が入りやすくもなり、やはり肌にダメージを与えやすくなってしまいます。
ヒゲが濃い方の場合は、刃も痛みやすくなりますので、切れ味は毎回確認してひげ剃りをしましょう。
カミソリ負けを防ぐには?4つの対策法
では、どうしたらカミソリ負けを防ぐことができるのでしょうか。
カミソリ負けの原因を踏まえると、対策方法は次の4つになります。
- 正しいシェービングをする
- 日頃からスキンケアをする
- ヒゲ脱毛をする
- 抑毛ローションを使う
順番に解説していきます。
①正しいシェービングをする
まずは基本中の基本、「正しいシェービングをする」ことが絶対条件です。
正しいひげ剃り(シェービング)の方法については別の記事で詳しく解説していますのでご参照下さい。
ポイントだけお伝えすると、カミソリ負けをしやすい方は、
- ウェットシェービングで肌を濡らす
- プレシェーブ剤でヒゲをやわらかくする
- 力を入れすぎず軽く剃る
- ストロークを短くする
- 刃をこまめに交換する
ということを心がけましょう。
②日頃からスキンケアをする
ひげ剃りでの肌への負担を必要以上にかけないために、日頃からのスキンケアをきちんとして、肌にうるおいを与え、保護バリアを作っておくことが大切です。
敏感肌・乾燥肌の方は特に重要です。
ひげ剃りを正しい方法で行なうことも大事ですが、日頃のスキンケアのやり方も見直してみて下さい。
③ヒゲ脱毛をする
最近利用する人が増えてきたヒゲ脱毛クリニックに行くこともおすすめです。
「力の入れすぎ」でカミソリ負けをおこす方が多いのは、そもそも「ヒゲが濃い・毛が太い」という要因があるからです。
ですから、ヒゲを薄くしてしまえば、根本的な解決になります。
ヒゲが薄くなれば、ひげ剃り時の力が軽くて済みますし、頻度も減らせるかもしれません。
ヒゲ脱毛をすると、ひげ剃りの時間や手間を減らすことができますし、ひげ剃りの頻度が減ることで肌荒れもしにくくなります。
青ヒゲも解消できますので、「朝ヒゲを剃っても夕方には青々としてきてしまう」というような方にもおすすめです。
ただし、
- 費用が高い
- 痛い
- 何度も通院しなければいけない
- 通うのが恥ずかしい
などのデメリットがありますので、悩みの度合いや予算と相談しながら検討するといいでしょう。
デメリットはありますが、ヒゲの悩みに対しての効果は一番大きいので、ヒゲの悩みから解放され、清潔感のあるスベスベの肌を手に入れることができるでしょう。
④抑毛ローションを使う
③の項目でもお話したように、「力の入れすぎ」でカミソリ負けをおこす方が多いのは、そもそも「ヒゲが濃い・毛が太い」という要因があるから。つまり、ヒゲを薄くしてしまえば、根本的な解決になります。
でも、
「ヒゲ脱毛はちょっと高くて無理…」
「痛いのはやだなぁ…」
「通うのは面倒だから、自宅で手軽にできる簡単な方法はないかな?」
と考える方も多いはず。
そんな方におすすめなのが抑毛ローションです。
抑毛ローションとは、化粧水やアフターシェーブローションの一種で、ヒゲが生えたり伸びたりするのを抑える働きがあるローションです。
使い方は簡単で、アフターシェーブローションのように、ひげ剃り後に肌に塗るだけ。痛みもないですし、通院する必要もありません。
保湿成分も配合されているので、ふだん化粧水などを使っている方なら、その代わりに使えばOKです。
抑毛ローションは短期的な効果が期待できるものではありませんが、使い続けることによって次第にヒゲが薄くなる効果が期待できます。
「いきなりヒゲ脱毛はちょっと…」という方は、まず抑毛ローションを試してみるといいでしょう。
以下の記事では、おすすめの抑毛効果のあるアフターシェーブローションを紹介しています。
ふだん化粧水などを使っている方なら、その代わりに使えばいいだけなのは楽ですよね。
まずはこういった抑毛ローションをしばらく試してみて、それでもダメならヒゲ脱毛、というのが手軽ですし、余計なお金を使わずに済むのではないでしょうか。
「女性ホルモン様作用」とは、女性ホルモンに近い働きをするということです。
男性ホルモンは毛髪を薄くしたり、体毛を濃くしたりする働きがあるのに対し、女性ホルモンは体毛があまり生えないようにする働きがあります。
女性に体毛があまり生えないのは、女性ホルモンの影響があるからです。
つまり、女性ホルモンに似た働きをする成分を使うことで、体毛が生えるのを抑えることができる、ということになります。
例えば、大豆に多く含まれるイソフラボンという成分などがそれにあたります。
まとめ:カミソリ負けを防いで肌荒れ・ニキビ予防を!
いかがでしたか。
カミソリ負けの原因は、シェービングのやり方だけでなく、体質(肌質やヒゲの量・太さ)による場合もあります。
どちらにせよ、カミソリ負けを手っ取り早く防ぐにはヒゲを薄くしてしまうのが一番。
効果を考えるのならヒゲ脱毛が手っ取り早くておすすめです。ただ、費用が高いのと通うのが面倒なのが難点。
抑毛ローションの場合、短期的あるいは完全に、ヒゲをなくすということは難しいですが、ヒゲを細くしたり、伸びるスピードを遅くしたりという効果が期待できます。
それだけでもカミソリ負けになる可能性を減らせますし、青ヒゲも予防することができます。もちろん、ヒゲ脱毛よりもだいぶ少ない金額でおさえることができます。
やはり効果の面ではヒゲ脱毛サロンが一番期待できますが、いきなりヒゲ脱毛に行くのに抵抗がある方は、今回ご紹介したような抑毛ローションを試してみてはいかがでしょうか。