冬が近づいてくると、スキンケアの天敵も一緒にやってきます。
そう、乾燥です。
冬の乾燥が良くないのは、なにも乾燥肌の人に限ったことではありません。
というのも、肌トラブルの原因はほとんどが皮膚の乾燥によるものだからです。
そこで今回は、冬の乾燥シーズンや乾燥が引き起こす肌トラブル、その対処法について解説をしていきます。
- 毎年、冬は乾燥に苦しんでいる方
- 最近肌質が変わってきたと感じている方
- スキンケアの初心者や、これから始めようとしてる方
ぜひ最後まで読んでいただき、乾燥の脅威について理解を深めてくださいね。
今年の乾燥シーズンからしっかり対策をし、いつまでも若々しい肌をキープしましょう!
目次
冬の乾燥シーズンは何月から何月まで?
ご存知の通り、冬は乾燥のシーズンです。
ちなみに、日本の1年の湿度変化ってどれくらいか知ってますか?
2017年の湿度のデータ(東京)をグラフにしてみました。
グラフを見ると11月から一気に湿度が下がり、4〜5月まで回復しないのがわかります。
では、肌にとって適した湿度は何%くらいだと思いますか?
人間の肌には湿度が60~65%が理想であるとされています。
「じゃあ、平均湿度が60%を下回る12〜2月だけ気をつければいいんじゃない?」
確かに平均湿度だけ見ればそうなんですが、最低湿度もよく見て下さい。
11〜5月は10〜30%です。
つまり、同じ月の中でも平均を下回る日はたくさんあります。
また、湿度が高い日も、朝から晩までずっと高いわけじゃないんです。
日単位で捉えると、お昼前後は一番乾燥し、最低湿度付近まで下がります。
そう考えると、日中の湿度は最低湿度と平均湿度の間になるとイメージするといいですね。
つまり、10〜11月くらいから乾燥し始めるということです。
ですから、実は本格的に冬が来る前、10〜11月くらいからは念入りにスキンケアをしなければいけないんです。
特に男性は、女性に比べて肌の水分量が不安定で乾燥しやすいです。
また、シェービングや仕事のストレスも肌にダメージを与え、乾燥の原因になるので油断はできません。
乾燥はいろいろな肌トラブルの原因に!
10月くらいから5月くらいまでは乾燥のシーズンです。
もちろん、スキンケアは1年中やるべきですが、この時期は特に念入りにする必要があります。
乾燥、つまり、空気中の湿度が下がると、肌の水分をどんどん奪ってしまうからです。
そして、実は様々な肌トラブルのほとんどは乾燥が原因です。
逆に言うと、保湿をしっかりして乾燥を防ぐことで、ほとんどの肌トラブルを防ぐことが可能なんです。
乾燥が引き起こす肌トラブルには、主に次の8つがあります。
- 敏感肌
- ニキビ
- テカリ、毛穴汚れ
- かゆみ、赤み
- シワ
- シミ
- くすみ
- ひび割れ
これらの肌トラブルについて、簡単に解説しますね。
①敏感肌
敏感肌を肌質の一つと思っている方が多いですが、敏感肌は肌トラブルの一つです。
敏感肌とは、もともと水分量が少なかったりバリア機能が弱かったりする乾燥肌がさらに乾燥して、外的ダメージに敏感になってしまった状態のことをいいます。
赤くなりやくなったり、かぶれやすくなったりします。
②ニキビ
肌が乾燥すると、皮膚はバリア機能を補おうとして皮脂の分泌を増やします。
分泌が過剰になると毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、それが炎症を起こし、ニキビの原因となります。
③テカリ、毛穴汚れ
ニキビができる過程と同じく、乾燥により皮脂分泌が増えることでテカリになったり、過剰な皮脂が毛穴に詰まって毛穴汚れとなります。
テカっているのは皮脂が過剰だからであって、水分で潤っているわけではないので勘違いをしないように。
④かゆみ
かゆみは敏感肌の一歩手前の黄信号のようなもの。
乾燥からくる肌のバリア機能低下により、肌が敏感になっている状態です。
⑤シワ
シワは肌の水分量が低下してできてしまいます。
肌が乾燥することにより、皮膚のハリが失われてしまうことで引き起こります。
⑥シミ
シミができる直接的な原因は紫外線ですが、その紫外線から守ってくれるのが肌のバリア機能。
でも、乾燥によってそのバリア機能が弱まってしまいます。
つまり、乾燥が起因してシミにつながることになります。
⑦くすみ
くすみも、肌の水分量の低下が原因です。
乾燥が起因してくすみにつながります。
⑧ひび割れ
ひび割れが起こるのは主に手足や指、唇です。
ひび割れも乾燥が原因で肌の水分量が低下し、皮膚が硬化することで起こります。
乾燥予防のためにメンズスキンケア化粧品を使おう
いろいろな肌トラブルの原因となる肌の乾燥。
それを防ぐ目的で行うのが保湿です。
保湿のための基礎化粧品には次のようなものがあります。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- ボディローション
- ハンドクリーム
- リップクリーム
これらの保湿化粧品を組み合わせて使うことで、肌が保湿され、健康な肌に整えることができます。
化粧水
肌に水分を与えて「潤す」目的で使用するのが化粧水です。
乾燥した肌の水分量を増やすもので、顔の保湿において最も重要です。
洗顔後、できるだけすぐに顔全体になじませましょう。
美容液
美容液とは、化粧水に比べて美肌成分、保湿成分がたっぷり配合されたもので、肌を土に例えると肥料のようなイメージです。
乾燥肌の方や、30代で肌質が変化してきたと感じるような方は、定期的な美容液の使用をおすすめします。
美容液は、化粧水の代わりとして使ってもいいですし、化粧水のあとに使用してもOKです。化粧水のあとに塗る場合には、化粧水が少し乾いてからの方がいいです。
乳液
化粧水で水分を補っても、フタをしてあげないと水分はすぐに蒸発していってしまいます。
そのフタの役割を果たすのが乳液です。
また、皮膚の表面を保護してあげないと外的ダメージを受けやすくなってしまうので、皮膚バリアを作る役割も担います。
ボディローション
身体の保湿に使用するのがボディーローションです。
その形状によって、ローションタイプや乳液、オイルのタイプなどに分かれています。
乾燥する冬場、服がこすれて身体がかゆいと感じるような方は、こういったボディローションを使うとかゆみが緩和されます。
ハンドクリーム
手や指の保湿に使用するのがハンドクリームです。
冬場に水仕事をする方には必需品ですね。
手は顔と同様に1年中外気にさらされており、外的ダメージを受け続けています。
乾燥がひどくなるとひび割れやあかぎれになりやすいので、ハンドクリームでしっかり保湿をしてあげましょう。
リップクリーム
唇の保湿に使用するのがリップクリーム。
ハンドクリームと並んで、男性でも多くの方が使用しています。
唇が乾燥すると白く皮が剥けてきたり、ひび割れができたりしてしまうので、顔の印象への影響が大きいです。
乾燥シーズンではリップクリームで常に保湿をしてあげましょう。
寝る前に塗るだけでもずいぶん違いますよ。
ちなみに、化粧水、美容液、乳液の役割をまとめてできてしまうのがオールインワン化粧品。肌によく伸びてなじみやすい、ジェル(ゲル)形状のものが多いです。
男性、特にスキンケア初心者の方はデイリースキンケアを面倒に思いがち。だから、手軽にスキンケアができるオールインワン化粧品は男性に非常に人気があります。
なお、化粧水や美容液、乳液を使用する際に、皮膚のヨゴレが残っているとせっかくの保湿成分や美容成分が肌に浸透しにくくなってしまいますし、肌のダメージを受け続けてしまいます。
そこで重要になってくるのが洗顔です。
こうした保湿化粧品は、しっかりと顔を洗ってきれいな肌に使用しましょう。
まとめ:保湿は冬のメンズスキンケアの基本!念入りに!
いかがでしたか。
冬場の乾燥はさまざまな肌トラブルの原因になります。
10〜11月以降は、普段以上にスキンケアに気を遣っていきたいものですね。
ただし、保湿化粧品はあくまで肌を整えるためのサポート役です。
それ以前に、睡眠・食生活・運動など、生活習慣を整えることが大切です。
保湿化粧品に頼るだけでなく、生活習慣の改善もして、内と外の両方向から肌を整えていきましょう。
冬はクリスマスなどのイベントが多い季節。
乾燥する冬もキレイな肌を維持して、デキる男・モテる男を演出しましょう!